胡蝶蘭の病気の対処法|胡蝶蘭販売専門店 蘭の間花店

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胡蝶蘭の病気の対処法

胡蝶蘭を販売していて、お客様から相談を受けることが最近増えてきております。
その中でも胡蝶蘭の病気の相談が多くなっております。
胡蝶蘭を購入し胡蝶蘭をダメにしてしまう一番の原因は病気の発症とそれに対して対処できないことです。
胡蝶蘭は単茎性植物ですので、病気にかかると回復が大変になります。
皆様に多いのが初期発見から放置です。
しばらくすれば治るかな?的感覚で対応した場合、ほぼ胡蝶蘭の回復は見込めません。
さらになんとなく間違った対処法を行い病気の進行を促進してしまうなども多いです。
ここでは、胡蝶蘭の良く発症する病気を紹介し対処をしっかりしていけるようになれるようにまとめました。

胡蝶蘭の病気一覧

胡蝶蘭の根ぐされ

胡蝶蘭の栽培で一番多い原因が胡蝶蘭の根ぐされです。
通常根は、太くみずみずしいですが、根ぐされを起こすと根が変色し中身がスカスカになってしまします。
このように根ぐされを起こすと胡蝶蘭は、水を吸い上げることができないため、株が弱ってきます。
そして、そのまま花が枯れ、根が茶色く変色し死んでしまいます。
根ぐされの対策はリゾレックスなどの薬を使ったり、水を減らし少し乾燥気味にしたりしてください。

軟腐病

胡蝶蘭を育てた経験がある方には、毎日見ていた胡蝶蘭の葉が少しずつ広がるように茶色く変色してきたことはありませんか。
これは、軟腐病の前兆です。
多くの人は茶色い患部をハサミで取り除いてしまったり、殺菌剤を投入し初期発見により治すことが多いと思われますが、このまま放置をしておくと、胡蝶蘭はとろけだし、異臭を放つようになってしまいます。
これが軟腐病と呼び、主に葉の傷口から細菌やバクテリアが進入しおこるのです。
軟腐病は、葉を腐らせ異臭を発しますので、胡蝶蘭を楽しめなくなってしまいます。
気温、湿度の高い夏に発生が多いので気を付けてください。
対策方法は、最初に記載した患部を取り除くか殺菌剤の投入が効果を表します。

葉焼け

胡蝶蘭は直接日光に弱いのを知っていますか?
自然の胡蝶蘭は森の木の木漏れ日などに張り付いています。
このように胡蝶蘭は強い光に弱く、強い光を浴び続けると葉が黒く焦げたようになります。
さらに悪化すると真っ白になってしまうのです。
これが胡蝶蘭の葉焼けと呼ばれる現象です。
家庭や店舗、事務所で育てている場合、真夏に起きることがおおいので注意をしましょう。
数分直射日光を当てると葉が焼けることがあるので注意が必要です。
遮光対策などをしっかり行うことで防げる現象です。

葉の枯れ上がり

胡蝶蘭はわき芽が基本的には出ないのをご存知だと思われます。
育てていたら1本の茎がぐんぐん伸びてきて、花が咲き、花や葉が古くなると落ちていきますよね。
基本は下から少しずつ順番に葉が落ちていくと思われますが、胡蝶蘭に傷などができ傷口から病気が入って場合、短期間に大量に葉が落ちる現象があります。
これが一般的には葉の枯れ上がりと呼びます。
フザリウム菌やリゾクトニア菌が傷口から侵入し起こる場合が多いです。
これを放置すると株全体に病気が進行し株の芯まで真っ黒に変色して枯死してしまいます。
殺菌剤を散布することが対策に繋がります。

黄班症

胡蝶蘭を育てて葉に黄色い斑紋が出てきたことはありませんか?
これは、黄班症という病気です。
これはウイルス性の病気になり、その部分から黄色い病班が広がったり、無数に増えたりしたりし最終的には枯れていきます。
この現象が起きた場合、残念ながら株を処分してしますのが一番です。

凍害

胡蝶蘭は暑さ弱いのですが、正直寒さにも弱いです。
育て方でも基本的に15℃以上が推奨されています。
15℃以下になると成長が遅くなったり止まったりします。
そして、10℃以下になると少しずつ胡蝶蘭は痛んできます。
これが続くと凍害の症状が起き胡蝶蘭の細胞が壊れ一気に葉の色が濃淡のまだら模様になります。
最終的には、花がしおれた様に一気に枯れ落ちます。
気温の調整で防げる現象です。